薬剤師によるクルーズ船への対応
横浜でクルーズ船の対応をされている薬剤師さんから報告として送られてきました。
東京都薬剤師会・神奈川県薬剤師会から派遣された薬剤師さんたちです。
日本病院薬剤師会、神奈川県病院薬剤師会も対応してくださっています。
9日には日本薬剤師会の山本会長も現場を激励されました。
現場は以下の作業に追われているとのことです。
乗客・乗員から聞き取り、発注した医薬品(日本未承認のため代替のものも含む)が、医薬品卸から到着。
※聞き取り方法
運航会社が用意した書式に、乗客1人1人が自筆で記入。書き込まれているのは、
・必要な薬
・1回に服用する用量
・1日に服用する回数
・必要な日数
(外国人は英語)
記入済みの用紙は国土交通省を通じて厚労省に提出されている。
到着した医薬品に対して、薬剤師が分業で作業を行っている。
・英語を日本語に直す
・記入された用紙を元に、納品された薬の山からそれらをピックアップする
・記入された内容とピックアップされたものを照合(再チェック)
なお、書き込まれている紙はすべて手書き。
外国人医師の処方なのか、乗客本人が書いているのかは不明。
中には量が多いと判断されるケースもあり、その都度、最終的な確認を医師が行っている。
また、ポリデントや市販の痛み止め、目薬なども供給しているそうです。
様々な情報や意見が交錯するマスコミそしてネットの状況ですが、私自身は現場には行かずに情報収集、そして確定した情報の周知や、現場からの確かな情報の伝達に努めてまいります。