災害時の拠点として「薬局」が持つ可能性

千葉県の停電と情報隔絶に関連して、昨年の岩手県キャラバンの際、県薬連の畑澤会長からお伺いしたお話を思い起こしています。

 

東日本大震災時、小規模避難所での安否確認を地域薬剤師が行い、その情報を無線電波を使って集約していったというお話です。

 

災害前は、避難情報を地域住民(特に高齢者)に伝える。
被災後は、安否確認や被害状況を集約し、外部に伝える。

 

そうした役割を果たす薬局、「災害時の拠点薬局」というものを、私はずっと考えています。
足で動ける範囲を1つのまとまりにして、薬局がその拠点となる。
その薬局には、自家発電機と無線機などが常備される。

 

自然災害がここまで多発する今、こうした体制の確立が急務のように思います。

 

なお、総務省は以下のようなページを公開しています。
参考:「非常災害時における非常通信手段の確保について」
http://www.soumu.go.jp/main_content/000399512.pdf

 

本田あきこ
参議院議員(自民党)
比例代表(全国区)選出/薬剤師

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