端午の節句(菖蒲の節句)と「薬の日」
薬狩りの壁画(星薬科大学)
今日は端午の節句(菖蒲の節句)。
5月5日の端午の節句は「薬」と深い関わりがあり、そして「薬の日」でもあります。
611年の端午の日(5月の最初の午の日)に、推古天皇が奈良へ出かけ、薬草などを採集する「薬狩り」を催しました。
※本田あきこブログ&メールマガジン
https://www.honda-akiko.jp/blog/news/2183.html
https://www.honda-akiko.jp/blog/news/3349.html
その後、奈良時代にはすでにこの日を「薬日(くすりび)」と呼ぶようになります。
薬狩りが毎年この日に行われるようになったから、という説と、
毎年この日に薬玉(くすだま。薬草を玉の形に固め、飾りつけをしたもの)を掛けたり、贈り合うようになったから、という説があるようです。
薬草の中でも菖蒲は重要でした。
強い香りを持つ菖蒲は、健康を保ち、邪気を祓うものとして大切にされてきたのです。
また、5月は菖蒲がたくさん採れる季節でもあります。
そのため、端午の節句は菖蒲の節句とも言われるようになりました。
やがて世の中は武家社会へと移り、菖蒲は「尚武」につながるとして、端午の節句(菖蒲の節句)は、男の子の成長と健康を願うものとして定着したのだそうです。
これらの歴史を踏まえ、1987年(昭和62年)に、全国医薬品小売商業組合連合会(医薬全商連)が毎年5月5日を「薬の日」に制定しました。
【追記】「薬狩り」はこんなところにも。
内藤記念くすり博物館
http://www.eisai.co.jp/museum/curator/column/030509c.html
「救心」CM「自然の恵み篇」
http://www.kyushin.co.jp/about/about14.html
※ここで使われている絵はCM用に描かれたオリジナルかな?と思います。
本田あきこ
日本薬剤師連盟 副会長/薬剤師
自由民主党(参議院 比例代表 [全国区] 支部長)
参考記事:
●第25回参議院議員選挙(2019年)の自民党候補予定者が発表されました
https://www.honda-akiko.jp/news/2287.html
●参議院議員選挙 投票方法と仕組み(2019年)
https://www.honda-akiko.jp/news/3260.html
●「今年の参院選は、いつ?」参院選(2019年)の日程について
https://www.honda-akiko.jp/news/3708.html
●自民党の参議院選挙(2019年)全国比例候補者として正式に公認されました
https://www.honda-akiko.jp/news/4185.html
●一人暮らしや下宿の学生さんへ。住民票と不在者投票について
https://www.honda-akiko.jp/news/4740.html