7月20日 広島県の被災地へ
(安浦市民センター。
左:日赤医療班と広島県薬剤師会が共に活動されていました。
右:災害処方箋を受ける広島県薬剤師会の薬剤師さんたちと。)
7月20日。岡山から広島に移動しました。
広島県薬剤師会および豊見雅文会長にご配慮いただき、医療支援を行っている避難所を訪問させて頂きました。
避難所へ向けて出発準備をしていたちょうどその時、一般用医薬品の支援物資が届きました。
日本薬剤師会 災害対策委員会の永田泰造先生と共に、訪問の際に、物資も併せて届けることにしました。
広島で見る光景は東日本大震災後に見たものと異なるものでした。
一面が砂に覆われた姿に呆然としました。
「東日本の時は海の津波だったので水は引き戻ったけれど、今回は川の氾濫による決壊。土石流と共に急傾斜を汚泥も含め民家に押し寄せてきている」と数多くの災害を経験されている永田先生がおっしゃいます。
運動場には泥をかぶって使えなくなった生活用品が大量に積み上げられていました。
永田先生によれば、
「ちょっとした水がたまりやすい物や隙間がある。ここに雨が降って水がたまり、再び日照りとなると次は大量の蚊が発生する。だから、この先の感染症対策が重要になる」。
薬剤師が災害対策で果たすべき役割はこれから更に大きく、大切になっていきます。
私が出来ることは何かと自問しながら、土埃が舞う天応地区を歩きました。
支援物資を待っている避難所の方に少しでも早く届けたいと思いましたが、道路規制も重なり、かなり時間がかかりました。
届いた物資を受け取る薬剤師さんが「待ってました!」と言ってくださった時はホッとしました。
今回の訪問、あまり写真を撮れませんでしたが、コメントと共に投稿します。
最後に、ご自身の自宅や薬局が被害を受けているにも関わらず、この一週間私を導いて下さった岐阜県、岡山県、広島県の薬剤師会の皆さま、薬剤師の皆さまに、お礼を申し上げます。
一日も早い復旧をお祈りしながら、私が出来ることは全てやり切ろうと思います。
第一次のOTC支援物資が届きました。ネズミの駆除対策品も。今後、こうした害虫対策・防虫グッズの声が増えそうです。
日赤医療班の方と状況を確認している永田先生。
壁を作らずコミニケーション。声かけの大切さを実感しま
小屋浦のごみステーション
ここを歩きながら永田先生に今後の対策などを教えて頂き
こうした生活用品が全て土埃とともに埋まっている状態。
左:車が通ると乾いた汚泥が砂埃となって舞い上がります
右:底に大量の土砂が残ったままで川は浅くなっていまし
ひたすら歩きました。
天応まちづくりセンターで薬剤師の先生がつめている場所
足元から徹底した衛生対策。
薬液調整は薬剤師さんがしっかり管理していました。
また、建物内は1日に何度も何度も床掃除しているそうで
安浦市民センターの駐車場には広島県モバイルファーマシ
ヤクザイくんと共にくまモンの姿も。