ルネサンス:本田あきこ メールマガジン 2022年2月号
「生きづらさ」、「働きづらさ」
長引くコロナ禍でこうした言葉を頂く機会が多くなりました。
私は、政治の役割は、「一人ひとりの幸せの実感社会の実現にある」と思っており、この実現に、“ルネサンス”がキーワードになると考えます。
ルネサンスは一般に文芸復興と捉えられがちですが、政治・社会・文化への革新の道を開いたものと私は理解をしています。
具体的には
1)現実の肯定 2)個人意識の確立 3)国民文学の発展
とし、人々に生きがいと自覚を与え、人間はそれ自体の存在に価値があるとしました。
現代社会は人の存在そのものの価値の認識が薄らいできているため様々な不幸な出来事が続いています。
実はルネサンス時代の前においても今の時代と同じであったようで、人は市民社会の一部に過ぎない時代であったようです。まさに絆や繋がりのない時代ですね。ここにルネサンス時代がやってきます。グローバル経済で富みを得た、商業者はその富みを社会へ分配し、多くの芸術家と文学者たちはその人の価値を力強く表現することができました。
レオナルド・ダ・ヴィンチの「最後の晩餐」、「モナ・リザ」。ミケランジェロの「最後の審判」が有名です。
人と人が繋がりをもち、その存在を認めた社会が形作られ、そして政治理念が確立しました。つまりヒューマニズムです。
これが政治の原点と言えるでしょう。
こうした歴史を振り返って私が皆様にお伝えしたいことは
人生にはいろんな道があり、時につまずくことがあるかもしれない。
しかし、歩き続けることで道が開け、自身の進む道となっていく。
急に頂上には登れないかもしれない。
でも、そこに支える社会があり、この社会の軸が機能するために政治がある。
ということです。
また政治はそうでなければいけない。と、自身に言い聞かせています。
参議院自民党には2019年参院選後すぐに「不安に寄り添う政治のあり方勉強会」設置され、また、孤独・孤立、Well-beingといった生き方そのものを見つめる地道な勉強会が自民党には設置されています。
一人ひとりの幸せの実感社会の実現に向けて私も精一杯努力を続けてまいります。