衆院選は、いつ? (2021年衆議院議員選挙の日程について)

 

「衆院選はいつになるの?」と尋ねられる機会が増えました。
衆院選との同日選挙を想定していた地方の選挙管理委員会は、悩ましい日々を過ごしているとも聞きます。
そこで、自民党総裁選から始まる今後の日程について、現時点で分かっている範囲でご説明いたします。

(今後、新たな情報が入り次第、このページは更新していきます)。

 

■自民党 総裁選(9月17日告示・同29日開票)
https://www.jimin.jp/news/information/201959.html

参考:総裁選の仕組み
https://www.jimin.jp/news/information/201991.html

 

■臨時国会召集(10月4日)※正式に閣議決定しました(9月21日更新)。
臨時国会が召集され、菅内閣総辞職・首班指名選挙を経て、新たな総理大臣が決まります。
その後、通常であれば、所信表明演説と各党代表質問が行われます。
なお、衆議院議員の任期満了が迫っているため、「召集時期は菅内閣が決めておき、総裁選挙が告示された時点で各候補者に相談して一定の方向を示し、会期は新しい総裁のもとで決めることになると思う」(森山国会対策委員長)。
異例の形となります。

 

■臨時国会(会期・審議日程)
新総理総裁のもとで、臨時国会(第205回国会)の会期および審議日程が決まりますから、現時点(9月12日21日)では全く不明です。
衆院選に関して言えば、任期満了で選挙を迎えるケースと、その前あるいは満了日当日に解散するケース、どちらも可能性があることが日程の予想をさらに難しくしています。
衆議院議員の任期満了は10月21日です。

 

公職選挙法では以下のように選挙期日が規定されています。
●任期満了による衆院選(解散しない場合)
議員の任期が終る日の前30日以内に行う。(公職選挙法31条1項)
・前項の規定により総選挙を行うべき期間が国会開会中又は国会閉会の日から23日以内にかかる場合においては、その総選挙は、国会閉会の日から24日以後30日以内に行う。(公職選挙法31条2項)
●解散による衆院選
・衆議院の解散に因る衆議院議員の総選挙は、解散の日から40日以内に行う。(公職選挙法31条3項)

 

【参考】

■公職選挙法(選挙期日)
参考:e-Gov(法令検索)
https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=325AC1000000100_20201212_502AC0000000045

 

■質問主意書・答弁書
このようなものを見つけて少々驚いています。
●令和三年の衆議院選挙の日程に関する質問主意書/答弁書
https://www.shugiin.go.jp/internet/itdb_shitsumon.nsf/html/shitsumon/a204230.htm

衆議院議員の任期満了日に衆議院を解散することは、可能であると解される。
・次の総選挙の期日を最も遅く定めることができるのは、任期満了日である令和3年10月21日に衆議院が解散された場合であり、その解散による総選挙は、法第31条第3項の規定に基づき、同年11月30日までに行われることとなり、同日の直前の日曜日は、同月28日である。

 

■外交日程
・主要国首脳会議(G20)(10月30~31日、ローマ)

 

【報道】

●新首相、10月4日選出へ 臨時国会召集を閣議決定(日経新聞)2021年9月21日
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA210PK0R20C21A9000000/

●衆院選、投開票日「任期満了」後の公算 11月中が軸(日経新聞)2021年9月3日
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA033C80T00C21A9000000/

任期満了日近くに解散すれば11月末までの範囲で投開票
●衆院選、10月31日以降が濃厚 初の任期満了後投開票へ(時事通信)2021年9月4日
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021090301034&g=pol

任期満了:最も早い投開票が10月31日。最も遅くて11月14日
解散:任期満了の10月21日に解散すれば、11月28日投開票まで延ばすことが可能

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