絵カードを使ったお薬相談
聴覚障がい者の方も薬局でスムーズにコミュニケーションが取れる…。
「絵カード」を指さすことでお薬相談等ができる取り組みについて、中嶋孝任 豊橋市薬剤師会会長(ピョンピョン薬局)からお話を伺いました(リモート)。
私は熊本地震の避難所で、服薬継続とそのための意思疎通の大切さを経験しているので、災害時のヒントにもなるのではとも思いました。
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薬の説明をして患者さんが頷くと、薬剤師は説明が伝わったと思う。
しかし患者さんは聴覚障がい者で、実際は聞こえていなかったことに気づいた。
そうした経験から、中嶋先生の奥様が手話を習い始め、「豊橋手話通訳学習者の会」の皆さんにつながった。
ただ、医学的な内容や専門用語を手話で正確に伝えるのは難しく、筆談も大変なため、豊橋手話通訳学習者の会など5団体でつくる「豊橋手話ネットワーク」との対話や検討を重ねて、「絵カード」の作成に至った。
薬局からは、アレルギーの説明、(薬の)剤形のイラスト、ジェネリック医薬品の説明など、患者さんに伝えたいこと。
患者さんからは、アレルギーの有無、生活習慣、症状など、薬剤師に伝えたいこと、尋ねたいこと。
これらが32枚の絵カードになって、薬局におけるコミュニケーションに使われている。
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この「絵カード」、素晴らしいと思いました。
高齢の患者さんとのコミュニケーションにも使えます。
避難所においても使えます。
今後、広く利用されてほしいと思います。
今年度、豊橋市薬剤師会では予算を組み、「豊橋手話ネットワーク」と共に改良を行ったうえで、購入希望者に販売する方向で進めているそうです。
最後に中嶋会長は、世論に薬剤師を必要と思ってもらえなければいけない、と仰いました。
この活動は間違いなくそうした思いから生まれている、私はそう感じました。
追記:
豊橋市は薬剤師連盟 神谷まさゆき副会長の地元です。
以前、市薬剤師会の役員として、神谷副会長もこの絵カード作成の会議等に関わられていたそうです。
「神谷君をよろしく!」と中嶋会長。しかと受け止めました!中嶋会長、お忙しいところ有難うございました。
消費者問題調査会(自民党)
アパレル産業は、製造にかかるエネルギーの使用量や大量の廃棄などで環境負荷が非常に大きい産業と指摘されています。
そこで、サステナブルファッションについて、有識者からヒアリングが行われました。
参考:サステナブルファッション(環境省)
https://www.env.go.jp/policy/sustainable_fashion/