100年に一度といわれるパンデミックと国会:本田あきこ メールマガジン 2020年5月号
新型コロナウイルス感染症という100年に一度のパンデミックに遭遇し、国会も通常の流れとは異なる様相を呈しています。
それは新人の私でも肌身で感じます。
刻一刻と変化する国会・党務に、緊張感をもって対峙する日々です。
3月末に令和2年度予算、4月末には新型コロナウイルス感染症対策のための補正予算が成立しました。
参議院議員としての私の賛成票が大切な予算成立につながる過程を経験し、責任の重さを改めてかみしめました。
そして、薬剤師・薬業関係の代表としての使命も同じくです。
外出自粛を受けて、医療機関においては外来患者が減少、それに伴い、薬局においても患者数が減少しています。
また、長期投薬が拡大し、相対的に調剤技術料の比率が低下しています。
このことにより、医療機関はもとより薬局も経営面で大きな打撃を受けています。
そうした事態を受け、4月30日、日本薬剤師会から加藤厚生労働大臣へ要望書も提出されました。
https://www.honda-akiko.jp/blog/news/8250.html
昨日5月19日の厚生労働委員会では、年金制度の改革のための改正法案が審議され、私も自民党を代表して質問に立ちました。
質問の最後に加藤厚生労働大臣に対して、財政支援の対象として医療提供施設である薬局も忘れないでほしい、と直接要望させていただきました。(※)
感染症対策下でも、薬を提供する任務は休むことなく継続されています。
薬局があることで医療が地域の隅々に届けられ、薬の適正使用が続いています。
他にも、今回、新型コロナウイルス感染症の対応窓口となっている保健所の人員体制の脆弱性を私は危惧しています。
保健所は、市民生活、公衆衛生に密接に関わる行政窓口です。
さらに、災害時の避難所運営でも主導的な役割を果たす機関でもあります。
これまで経験したことのないパンデミックに遭遇し、これからも予想できない状況の変化が起こるかもしれません。
しかし、現場で尽力されている皆さまと同じ気持ちで、終息に向けてこれからも国会で頑張ってまいります。
※ 参議院インターネット審議中継
https://www.webtv.sangiin.go.jp/webtv/index.php
カレンダー(5月19日)>厚生労働委員会
加藤厚労大臣への要望は「34分20秒~」になります。
※新型コロナウイルス関連の情報はホームページに掲載しています。
https://www.honda-akiko.jp/news