「新たなディスタンス」~不正確な情報から距離を置きましょう!~

レムデシビルが特例承認されたニュース、アビガンを投与されたアナウンサーなどの話題が連日テレビのワイドショーを賑わしています。

 

しかし、コメンテーターの中には「PCR検査をして陽性ならばすぐにアビガン投与を」などと、信じがたい処方を推奨される方もおられるようです。

これには薬剤師として憤りを覚えると同時に、その無責任な発言の流布を大変危惧しています。

 

国民に過剰な期待を持たせてしまうことは、マイナスしかもたらしません。

この数か月の間にも、不正確な情報によって特定の医薬品の流通に支障が出ることがありました。

 

薬剤師そして薬業関係者は、全国の様々な場所において、感染の恐れと戦いながら、国民のために力を尽くしています。
そうした中、不正確な情報による相談に時間を取られている、という困惑の声が挙がっています。

 

どうか国民の皆さまも、不正確な情報からは「距離を置き」、正しい理解をもって、この困難に対処してください。
新たなディスタンスです。(どなたか名付けてください!)

 

  • ツイートする
  • facebookでシェアする
  • Hatenaでブックマークする
  • LINEで送る