政党・国会・内閣:本田あきこ メールマガジン 2021年9月号
国会議事堂の中央広間には議会政治の三恩人として、伊藤博文、大隈重信と板垣退助の銅像が並びます。
伊藤博文は日本で最初の「内閣総理大臣」で、大日本帝国憲法の起草において中心的役割を果たしました。総理大臣に就任したのは44歳、これは今でも最年少記録です。
大隈重信は日本で最初の「政党内閣」の総理大臣で、議会政治と政党内閣の確立のために活動しました。
板垣退助は「国会」の開設を求めて自由民権運動を起こし、日本で最初の政党である自由党の党首をつとめました。
銅像の台座は4つありますが、1つは空白のままです。
4人目をどうしても選べず、将来に持ち越されたとも言われますが、「政治に完成はない、未完であることの象徴」という説もあります。
いずれにせよ、今も日本の政治は、この3人に象徴される政党・国会・内閣によって成り立っています。
さて。明後日17日、与党「自由民主党」の総裁選挙が始まります。
それに続く、臨時国会~首班指名~衆議院選挙の流れ(予想)については、以下に詳細を書いていますので参考にしてください。異例づくめとなっています。
■衆院選は、いつ? (2021年衆議院議員選挙の日程について)
https://www.honda-akiko.jp/blog/news/10877.html
今回の自民党総裁選挙は、複数の候補者がそれぞれの政策を掲げて立ち、その説明に最も力を入れています。
内容を見ると、自民党の中には、非常に幅広く多様な政策が、自分の出番を今か今かと待っているのだ、と実感します。
新型コロナウイルス対策は何よりも重要ですが、その他にも喫緊の課題は目白押しです。
政治はいつも同時並行。その1つ1つに丁寧に耳を傾け、自民党所属の参議院議員として、大切な一票を投じます!
(どの候補に投じたかは公表しない予定です。何卒ご容赦ください。)